Tuesday 14 April 2015

天使の取り分 Dà

休暇を取ってスコットランドを旅してきました。
1週間の朝ごはんです。

1日目
フェリー船内のキャンティーンにて。ヴェジタリアンソーセージが意外と美味しく、どこのものか訊ねたらリンダ・マッカートニーのですって。調べてくれたスタッフもちょっとびっくりしていました。マッシュルームの下にあるのがポテトスコーンなのが地味にスコティッシュなのです^^

 2日目
B&Bにて。サーモンの燻製がスコティッシュ。それにしてもここのご主人はどうやってマッシュルームをこんなにおいしくしているんだろう?
 3日目
B&Bにて。朝ごはんに鯖の燻製は初めてかもしれません。油がのっていて美味。グリルされたトマトも完璧。
 4日目
B&Bにて。前夜に朝食の注文を書いてお渡しするのですが、ご主人曰く「フルヴェジタリアンブレックファストのリクエストだったからポテトスコーンを添えてみました。」とても気が利く方なのです。
5日目
車内にて。本来ならグレンコーのマナーハウスのような湖畔のホテルで朝食を楽しんでいるはずだったのに、事情があって、別の町の、場末の酒場の屋根裏部屋での宿泊だった前夜。まあ予定通りいかないのも旅というもの。朝7時、唯一開いていたスーパーで見つけたポテトスコーンと林檎がこの日の朝ごはんでした。アイリッシュのポテトケーキはあっても、スコティッシュポテトスコーンはイングランドのスーパーでは見かけないものです。旅先では多少の乳製品には目をつぶる。気にしすぎてせっかくの機会を逃すにしのびない。
6日目
B&Bにて。ワイルドミートしか食べなくなって1年になりますが、この日の朝食は鹿肉のソーセージの横にポークソーセージが。あれ?注文にはヴェニスンを選んでいたので勘違いかな。マダムには何も言わずに食べました。残しちゃ一生懸命作ってくれた人に失礼です。スコットランド料理のハギスは私たちの大好物(ベイクドビーンズの左下にあるのがそれです)。食事を変えてからは本来の材料である羊肉のものはやめてヴェジタリアンのハギスを食べていましたが、せっかく本場にいるんだからこの時だけいただきました。うん、美味!地元の女性が手作りしているというヴェニスンのサラミも出してくださったのですが、塩味がマイルドで、こちらも美味!
7日目
ホテルにて。この日のハギスはヴェジタリアンですが、いつも食べている美味しいヴェジハギスとは大ちがい。ごちそうさんのめ以子だったら「こんなもん、人に食べさせたらアカン!」と怒っているかも。どうやら、調理してよそったものをたくさん用意しておいて、注文があるとお皿ごと温めてから出しているみたい。ちゃんとしたホテルだったのに本当に残念。フェリーの朝食だってこんなに手を抜いてなかったです。ほうれん草だけは美味しかった。
 感想
どうもコンティネンタルブレックファストを食べる気になれなくて、毎朝こういうのを食べていました。せっかくの旅行だからふだんと違った物が食べたいし、温かいものが欲しいし。ごらんの通りけっこうな量で、彩りもたいてい茶色、黄色、赤の3色です。ふだんは食べても週に1個か2個の卵だって、たっぷり。
フルスコティッシュブレックファストはほとんどイングリッシュのそれと変わらないのですが、ポテトスコーンとかハギスで特色を出しているみたいです。
ちまにみこちらは息子が食べたある日のFSB。
イギリスの食べ物は油っ濃かろー?と言っていた叔母が見たら卒倒しそうな量と内容!実際、肉食恐竜の息子でさえ食べきれずに残していました。左下から時計回りにベーコンとソーセージ、スクランブルドエッグ、トマトのグリル、ベイクドビーンズ、マッシュルーム、ハギス、その後ろの黒いのがブラックプディング。
今回の旅行で私は初めてB&Bに泊まったわけなのですが、これまで私が持っていたマイナスなイメージをすっかり払拭してくれました。もちろん、色々なオーナーがおられるでしょうし色々なスタイルがあるのだと思いますが、私達が出会ったご主人達は個性豊かで人柄温かく、家庭的かつプロフェッショナルでした。宿泊客との距離の置き方が絶妙なんですね。朝食もどれをとっても、実においしかった。
なんだかくせになりそうです。
おっと、そういえばスコットランドのオーツポリッジを食べるのを忘れていました。
我が家の50%スコティッシュに今度作ってもらいましょうかね。

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