Wednesday 18 March 2015

風邪

一度は吹き飛ばしたと思っていた風邪が、実は潜伏していたようだ。
風邪なんて滅多にひかないけど、どうも最近は身体も心も疲れていた気がする。
それで抵抗力が弱っていたのに違いない。仕事を休んで2日も寝ていれば治るだろうけど、今夜は知的労働もあるし、そうもいかない。

妹に聞くところによると、彼女の会社では、病気休暇もしっかり使い切るのが常識なんだそう。つまり有休と同様、使い切らねば損だという考え方らしい。所変わればなんとやら。

以前見たイギリスのテレビの日本に関するドキュメンタリーで、日本で働く外国人看護師が、今の病院では体調が悪くて欠勤すると、次に出勤した時に、休んで御迷惑をおかけしましたと皆に謝ってまわらなければいけない、それはおかしいとこぼしていた。
この看護師くんに限らず、日本で文化や慣習の違いに苦労している海外からの労働者は多いんだろうなと思う。言葉の壁はもちろんのこと。
がんばれ、と画面に向かって念じた。

日本で働いていた時、ある朝熱があるので休ませてくださいと電話したら「休まないで下さいッッ」と怒りに震える声で上司に言われ、ガチャンと切られてしまったことがある。マレーシアでの職場では体調が悪くて休む人はほぼゼロに等しく、骨折での欠勤が長引いても陰口を言う人も中にはいた。

イギリスはというと、休む時には休まなきゃという感覚のように思う。私の肉体労働の職場に関しては、同僚でわりとよく休むのは男達。女は寝込んでなどいられないので皆気を張って頑張る。
でも例えば明日、私がとても仕事には行けませんと電話したら、どれだけギリギリの人数でまわしていようともマネージャーは、わかった、しっかり休んで早く良くなってね、と言ってくれるんだろうなと思う。
たぶん・・・・・。
願わくば(^^;)
そしてそう言える余裕って、人にも社会にも大事よねと思う。