本日のつぶや記

すっかり浦島花子になっているので日本のテレビ事情というのはまったく知らないのですが、イギリスではブロードバンドやそれに相当する、ええと、インターネット接続？がある家であれば、見たい番組や見逃した番組を各テレビ局のウェブサイトで見ることが（少なくとも私のまわりでは）普通になっています。（Skyなど有料サービスのことは知りませんが、もっと便利なのでしょうね。）
最近テレビの前に座ることが極端に少なくなりました。テレビは番組を視聴すること以外の機能で使われるか、まったくスイッチがオンにならないかのどちらかであることがほとんど。
あくまで我が家に関して言えばですが、テレビ局の上記サービス以上に、これにはインターネットビデオストリーミングの普及が大きいと言えます。


つい最近までLOVEFiLMというイギリス発のDVDレンタル＆オンライン視聴サービスで十分満足していたのに、Amazonに完全に飲み込まれて以来なんだかユーザーフレンドリーとは言いがたいサービスになってしまいました。それでつい噂のNetflixにふらふら。１ヶ月の無料お試し期間にDexterの第８シーズンを見終えたらカットしようと思っていたのにそのまま契約続行。というのも、友人、知人に前々からその評判を聞いていたアメリカのドラマBreaking Badを見たくなったからなのですが。

そうやって本格的に使い始めてみると、いかにNetflixの方が使いやすいかを実感してしまいます。
映画のラインアップはLOVEFiLM／Amazonの方が好みですが、テレビドラマはNetflixの方が断然つぼを押さえている感じ。ここ１０年、いえドラマ史上で最高と言う声さえあるBreaking Bad全話を月にたった£5.99の契約料で好きなだけ見れるのは大きい。一人でぬけがけはなしだぞ！という夫との約束を守るため、他のドラマでも見てようかなという時でもどれから先に見ようか迷ってしまうほど。House of CardsというNetflix自身が制作し、話題になっているドラマも見れます。ちなみにHouse of CardsはBBCのミニシリーズのリメイクなのですが、このもとになった方もちゃんとリストにあって、両方を見比べるなんてことも可能。
もうひとつ大きいのはスマートフォンでもすいすい見れてしまうこと。ベッドルームのコンピューターで見ていたドキュメンタリーだけど、小腹が空いてお茶とおやつが欲しいからキッチンで見るという時だってスマホのアプリを開きさえすればいいのです。それまで見ていたものが画面のトップに来るのでそれをタップすれば、一時停止していた画面を再生するかのごとく、画質の下がるストレスもなく携帯電話で続きが見れます。字幕のオン・オフだってOK。
私の電話はあらゆるアプリに見離されたウィンドウズフォンですが、NetflixとLINEだけはこの子（私のケイタイ）も差別せずにちゃんと機能してくれるありがたいアプリなのです。

できれば早いとこ、ぜひぜひぜひともTrue Detectiveをラインアップに加えていただきたい！
こちらはアメリカの友人が教えてくれたのですがとても期待できそうなドラマなのです。
いったいどうしちゃったんですかと戸惑ってしまうくらい、今、俳優として開花しちゃってるM.マコノヒーと、どんな駄作に出ていてもいつも好感を持ってしまうW.ハレルソンが共演している、アメリカ南部が舞台のサザンゴシック、ノワールドラマ、らしいのです。友人によるとH.P.Lovecraftの影響が色濃いのだとか。考えただけでわくわくが止まらないのですが。

こんなニュースが飛び込んできましたが、イギリスでも契約料の値上がりがいずれあるかもしれないのかな。でも１ポンドや２ポンドの値上がりでサービスがさらに向上するのなら喜んで払いますよ、と思うくらい満足している今なのでした。