Wednesday 3 December 2014

December song and 2014

最後の今月の歌を何にするか迷うだろうなと思っていたのですが、意外とすんなり決まりました。ドイツのソプラノ歌手ディアナ・ダムラウの歌う歌劇『セビリアの理髪師』の中のUna Voce Poco Faです。伝説のディーヴァを含め、たくさんの人が歌っているので彼女にしなくても(5月もディアナさんの歌う夜の女王のアリアだったし)…と色々聴いてみたのですが、やっぱり私はディアナさんの声が好きみたいです。
初めて観るオペラは喜劇がいいな、『セビリアの理髪師 』だったら言うことないな、と思っていたら、その念願の演目を、これもまた念願のヴェネツィアで2月に観る事ができました。2014年を締めくくるにはぴったりの、思い出深い歌です。

Thursday 6 November 2014

November song

大好きなHey Joeをパティ・スミスが素敵に歌ってくれています。


ちなみにオリジナルはこちら。
http://youtu.be/DpkDdLZGg30

ずいぶん違うでしょ?
他の大御所バンドがカヴァーした やつも聴いてみましたが、彼らのは偉大なジミに失礼のないようにプレイしているのか、どこかお行儀よい感じがするけれど、パティのはスピリットが憑依しているようでとても好きです。

<11月9日追記>
Hey Joeってもともと誰の曲か定かでないらしいですね!いや〜知ったかぶりしちゃいました。ずっとジミ・ヘンドリックスの曲なんだと思っていました。
でもそれでもジミのがやはり一番好きですし、パティのはその次に好きです。おほほ。

Thursday 23 October 2014

かぼちゃ

最近いつもスマホ撮影の 画像ばかりですみません。
しかも、まわりを整えて少しは恥ずかしくないように、、、などの気配りまったくなしで、ごちゃごちゃといろんなものが写ってもおかまいなしにパチリの1枚です。

週に1回届けてもらう食材や日用品。
今週はかぼちゃ5㌔入りおまかせボックスを注文してみました。
あまり期待していなかったのに、9個も入っていて、ひとつひとつ違うタイプなんですよ。わくわくします。
このうちの6つはたぶんわかるかな。Squash cha chaまたは最近はHokkaido squashとも呼ばれているやつ、 crown prince、 gem squash、 onion squash、 turks turbanに普通のpumpkin。
残りの3つはなんというのだろう。

なんにせよ、このまましばらくは飾って十分楽しんでからパイやスープ、グラタンやパスタや煮物などにして食べます。

October song


今でも時々聴いてしまう、ブロンディー。
私が中学生の時だったかヒットした懐かしのCall Meではなく、あえてこの曲です。
Rip Her To Shredsと迷って、こちらにしました。

デビー・ハリーのような顔に憧れました。

Thursday 9 October 2014

ちょちょいのピッツェッタ

あまったピザ生地で作ったピッツェッタ。

以前は、1時発酵をすませたものは早く焼いてしまわなければいけないものだと思っていたのですが、なんのなんの、冷蔵庫に入れておけば2日くらいは大丈夫なのです。
冷蔵庫から出したら分割し、丸めて2次発酵させます。この時ゴルフボールほどの大きさ。それがだいたい2倍くらいになったら両手ではさむようにつまみあげ、くるくる回転させながら真ん中をつぶして広げて行きます。全体をぺしゃんこにして広げてもいいですし、写真のように10センチほどの大きさに広げて円盤のようにしても。薄く伸ばすよりもこの方が扱いやすくはあります。

この時は家にあったズッキーニとマッシュルームをトッピング。薄くスライスしたズッキーニ&ピスタチオ&一味唐辛子とマッシュルーム&黒胡椒。どちらもお豆腐が主原料のモッツァレラスチーズもどきをのせました。オーブンに入れる前に軽くオリーブオイルなどふると野菜にいい焼き色がつきます。

ダッチマフィン

オランダにお住まいのブロガーさんが、おもしろい粉ものを送って下さいました。
スペルト麦を風車で挽き、その粉を販売しているところが近所にあるのだそうです。
そんな素敵なところが近くにあるのも羨ましいですが、風車が現役で活躍しているなんてさすがオランダ!なんだかわくわくしますね。
そしてこれは頂いたマフィンミックスで作ったマフィンなのです。
どうですか、この膨らみ具合。ミルクとサラダオイル、またはバターを加えて混ぜるだけの親切マフィンミックスです。アーモンドミルクと菜種油を混ぜて 焼いてみましたが、うーん、甘すぎず、とってもおいしい!

さっそくコーヒーを淹れて一人でおやつにいただきました。
(本当にありがとうございました^^)
でもね、この後、残りは全部家族に食べられてしまったのですよ。涙…。

他にもパン用スペルト粉やパンケーキミックスも頂いたので、そのうちに載せますね。

それにしても、もう10月。あっと言う間にクリスマスが来そうです。

Tuesday 23 September 2014

本日のつぶや記

 猫の手も借りたいほど忙しい最中にもiPhoneチェックに余念がない職場の17歳が、うふふと喜んでいるので何かと思ったら、お気に入りの靴のお店がセール中なのだとごきげんさん。私が最近ときめいたのって、スーパーで三河みりんが25%オフになっていた時で、その違いになんだか可笑しくなってしまいました。
でもイギリスで手に入る中では一番気に入っているものなので、この機会を逃すものかと、買い占めさんよろしく買えるだけ買ってきました。これで少なくとも半年は安心。

September song


 8月にもKristin Hersh/Throwing Musesをアップしたばかりですが、9月もThrowing Muses。

実はあの記事をアップした後、彼らのギグがあることがわかり、行く事にしたのです。だってそんなラッキーなこと、なかなかあるものではないですよね。
仕事のシフトをやりくりして夕方から電車で1時間移動、ギグを見たら最終電車で夜中1時半に帰り着き、翌朝からまた仕事なんて、もうそんな年じゃないよーと思っていたけれど、まだそんな年であることがわかりました。(ギリギリ)でも仕事で立ちっぱなし、ギグでも立ちっぱなし、翌日も仕事で立ちっぱなしはさすがにこたえたようで、膝がガタガタ。
でも行ってよかった!
今一番気になる人の一人Kristin Hersh、生で聴いたらますます好きになりました。

Sunday 31 August 2014

檸檬の塩漬け・その2


初めて作った時はこんな風にやたら大きな瓶に漬けてしまったけれど、今じゃちょっと賢くなって、ひとつの瓶にひとつのレモン。こうすると出来たものから使い安いし、中身がなくなれば瓶もはけるので保管場所もとらなくてよろし。
有機レモンはたいてい小ぶりなので、容量170gの瓶にも十字に切り目を入れて粗塩を詰め、ギュウッと押し込めればすっぽり入りました。もっと大きなレモンでも、そのお尻がちょこっと入るくらいの口の瓶を選べばちょうどよいかと思います。
ぎゅうっとですよ、ぎゅうっと。

西瓜とオレンジのジャム


 
今年はおいしい西瓜がたくさん食べれた夏でした。
なのでエリザベス・デイヴィッド(20世紀半ば活躍したフードライター)の古いペーパーバックにスイカとオレンジのジャムのレシピを見つけた時は、これは作らにゃ!と意気込んだのですが、ついつい怠けてしまい気づけば西瓜の季節がもう終わりに…。
でも大丈夫、まだ売っていたよ、ウェイトローズにも八百屋さんにも。
八百屋さんは西瓜をコンコンと軽くたたいて選ぶ私を見て「僕の店でそうやる人はあなたが初めてだ。実は市場で西瓜ファーマーがそうやって僕に熟れているやつを選んでくれた。」
あらそうなんですねと笑顔で応じたものの、実は内心ヒヤリ。つい条件反射でやってしまっていたけど、もしかするとそんなことして欲しくない八百屋さんもいるかもしれないんですよね、彼はただ感心してくれて助かったけれど。今度からはちゃんと許可を得てからやろう。

西瓜とオレンジのジャムはレシピよりは砂糖の量を半分に減らしたのですが、それでも私にはかなり甘い。西瓜とオレンジが1:1で、お砂糖はその3分の1ほどの量にしてもよかったかもしれません。だけどオレンジ色と西瓜色が水彩画みたいできれいです。とろりとした出来上がりも大変満足。
玄米ミルクと菜種油を混ぜて焼いたモチモチの白パンにつけて食べたらなんだか懐かしい味がしました。

August song


すべりこみという感じだけれど、8月の歌です。
地味に続けているこのコーナーですが、まだこの人の曲をアップしていませんでした。
アメリカのシンガーソングライター、Kristin Hershです。
Kristin、最高。

Wednesday 6 August 2014

ウェスタンとフレンチクッキング

8月に入ったとたん肌寒くなってしまったので、どうやらもう夏は終わりなのかな?
と思ったのですが、いやいやまだ頑張ってます、北半球!(??)
屋内にいたり木陰を歩くのは涼しくていいのですが、一歩太陽のあたる場所に出ると、「暑っ。」
去年も確かそうだったと記憶してますが今年もずいぶん夏らしい夏でした。(あら過去形^^;)
気温が下がったせいなのか、落ち着いた日常に戻りつつあるからなのか、はたまたNetflixにもAmazon Instantにも観尽くしてしまい観たいものがないからか、自然と本に手が伸びます。

True Gritは1968年にジョン・ウェイン主演で、2010年にコーエン兄弟監督により映画化された19世紀終わりあたりのアメリカを舞台にした小説。映画(コーエン監督作の方)を先に観たので登場人物は俳優さんやコーエン兄弟が作り出したイメージと重なるかなあと思っていましたが、意外とそうではなく、私なりのマティ像が出来上がりつつあります。それもこれも読みやすくて軽い文体のおかげです。14歳のマティの目を通して物語が語られるため、親しみやすく、コミカル。彼女の驚嘆するような精神力や、その聡明でなおかつ頑固なものの見方がおもしろい。まだ最初の方をうろうろしていますが、最後までするりと読めそうです。舞台となった土地や時代の感触のようなもの、空気のようなもの、風景などをスッと頭に浮かべることができるのは、これまで観た数々の映画やテレビドラマのおかげかもしれません。そういえば、これは私が初めて活字で楽しむウェスタンです。なぜに私はこうもウェスタン(モダン・ウェスタン)が好きなのか?1930年代アメリカを舞台にした物語に目がないのか?なぜサザンゴシックに魅せられるのか?なぜに私が好きな音楽をたどるとブルースにたどり着くのか?時々不思議になります。密かにこれは全部、子供の頃に見たり読んだりした『大草原の小さな家』だとか『大きな森の小さな家』だとかに起因しているのではないかと思っています。

French Country Cookingはエリザベス・デイヴィッドの料理本です。イギリスではけっこう有名な女性で、20世紀半ばにイギリスの食に多大な影響を与え、地中海料理は彼女のおかげで普及したとかしないとか。なんとなく、私の憧れの女性でもあります。(美しくて大胆で男前なイメージ)彼女の本は現在も書店に行けば買えますが、こんなに古びた、写真もないペーパーバックなんてまさに私が求めていたもの!古本屋の棚に見つけた時は心が躍りました。

ところで、これらの他に時々開くのがお掃除の本。仏教のお坊さんが書いた本で、忙しくて日々忘れがちなことを思い出したい時、注意力が散漫な時、心を静めたい時に読みます。
仕事で一日中くるくる動き回ることが必要で、常にいくつかの作業を同時にこなすことが求められる昨今、なんだか一日の終わりに身体だけでなく、心まで疲れていたり。どうやら私の場合、心がすさんだり荒れたりする原因はマルチタスキングだったよう。
このお掃除の本を読んでいると、自分がいかに日常を雑に過ごしているかを痛感し、ひとつひとつの動作や仕事にしっかりと向き合い行うことがいかに気持ちの良いことかを実感するのです。歯磨きでさえ丁寧にやりたくなっちゃうんですから。
日本のアマゾンのマーケットプレイスで古本を買って母に転送してもらったのですが、これを売って下さった書店の方の丁寧な梱包、礼儀正しいメッセージにまた心を清められた思い。
マーケットプレイスでは商品についての詳細欄でよく「表紙に焼けが…」とか「わずかに折り目が…」とあるのですが、たいていの場合「焼け?折り目?しみ?ど、どこに???」と思ってしまうくらい新品同然。日本のクオリティコントロールの高さや顧客のニーズに答えようとする姿勢がこんなところからも伺えてしまいます。
たいていの場合、和書も英書も古本で満足です。私はまだまだKindleを買うことはなさそう。

まだ夏なのに気分は秋で、実はもう来年の手帳のことなんて考えている(来年はほぼ日手帳デビューしようかと!)8月のとある真夜中の日記でした。

Wednesday 30 July 2014

グリーンゲージ

去年同僚がおしえてくれるまではこの果物の存在を知らずに過ごしていたので、今年は見かけたら即買うぞを思っていたところ、仕事帰りに寄った八百屋さんで見つけました。

八百屋のご主人によるとその季節が短いからかあまり出回らないからか、グリーンゲージは(  一般の)プラムに比べて値段が高いのだそう。
でも"I'm sure they're worth the money!"と箱ごと買わんばかりのいきおいで袋に詰めれるだけ詰めて買ってきました。
去年味わった、あのねっとりとした甘さにはまだ早いけれどあと数日すればちょうどよく熟れてくれそう。

今の時期はおいしいネクタリンや桃などがどの八百屋さんでも4個£1ほどで売っており、こういうった果物に目がない私は八百屋通いが楽しみなほどです。

8月1日追記:こちらのサイトにグリーンゲージについて少し載ってました。
どうやらこれからが旬のようですね。生で食べるのが一番好きですが、せっかくだからジャムやチャツネも作ろうかな。

薔薇

ほとんどのピンクの花が苦手な私も、薔薇に限っては薄いピンクに縁があわいグリーンか、ほとんど白に近い青みがかったピンクというのが好きな色です。これは前者。

花を買うのはお金の余裕ではなくて心の余裕

というのは、よしもとばななのとある短編の、主人公のおばあちゃんの台詞。

最近忙しくて、そういえば切り花を買っていなかったなと思い出しました。

Thursday 24 July 2014

リスボン 人

デコラティブな天井とアズレージョ(タイル)を施した壁が素敵なカフェ
また行きたいかと聞かれたら

絶対に

と答えます。
 地元のみなさんでいっぱいの食堂。バカリャウ(ポルトガルのソウルフード?塩漬け鱈のこと)のコロッケとビールを注文し、そのままカウンターで立ったまま食べた。こういったおつまみ程度のものだけでなく、ちゃんとした食事をカウンターでとっていた人も。
塩漬け鱈のかき揚げといった感じのこのPataniscas de Bacalhau。お醤油ほし〜と思っていたらテーブルにキッコーマンの瓶が!さすが!!
リスボンではどんな食堂やカフェに行っても、必ずちゃんとしたエスプレッソマシーンがあった。一杯50セントか60セントくらいなんだけれども、なかなかおいしいのだ。エッグタルトはだいたい一個€1くらい
スーパーで確か90セントくらいだったお塩。ゲランドのお塩みたいにグレーがかっている
市場の入り口付近にぽつねんとある計り。クリーム色のタイル好きだな 
レトロ市電28番線車内。芋の子を洗うようでしたが、終点間近になりようやく人がいなくなりました

リスボン 酒

ふらりと立ち寄ったワインバー。近くにあるコメルシオ広場の特設大スクリーンでWCのブラジル対ドイツ線を中継したいたせいか、他に誰もおらず客は私だけでした
客が引きも切らなかったジンジーニャ・バー
リベイラ市場のワインキオスク
飲んで飲んで飲まれて飲む話ではありませんよー。おいしいお酒の思い出ですー。

ロースト野菜、亜麻仁とアーモンドのバルガーウィートサラダ


前日の残りものでも、お弁当があるとホッとしません?

わざわざ載せるほどのものでもないですが、ここのところ料理記事から遠のいていたので気になっていたのです、実は。というのもやけに忙しくなったのせいもありますが、食生活を変えたため、新しい食材やら何やらをここ数ヶ月間模索していたのが大きいかもしれません。でもそれに関してはまたいつか。

右はオイルサーディンとトマトソースのパスタ。たいてい日本酒やベルモットか飲み残しのプロセッコなんかがあるのでそれをソースに加えるのですが、たまたま何もなかったので試しにリスボンで買って来たマデイラワインを少し。コクと深みが加わってふむふむと満足な出来になりました。刻んで散らしたディルがさわやかでおいしかったです。余談ですが、フレッシュハーブに関してはジャック・モンローのこの記事が参考になりました。ハーブの代用はよくしますが、”ウッディなハーブ”と”万能ハーブ”というスッパリした分け方、なるほどこれはいいです。

左は夕食の残りのローストしたパプリカと紫玉葱と茄子に、オイル漬けのドライトマト、アーモンドや亜麻仁、ひまわり種などを加えてバルガーウィートのサラダにしたもの。茄子はgraffiti aubergineといって紫と白のランダムストライプのような皮を持つタイプです。普通の濃い紫の茄子に比べて種部分が少ない気がします。何にせよ、茄子大好き。アイラブ茄子!
妹とオイルについてメッセージを交わしていたら「加熱に弱いならエクストラヴァージンオリーブオイルは何に使うの?」と質問されました。私はドレッシングはもちろん、パン作りに、フムスに、パスタソース、ピッツアソースに使うし、オイル+バルサミコ酢+塩胡椒にパンをディップして食べたり、と用途は尽きないと思うのですが、どうなのでしょう?こそっと言いますが、出来上がったオムレツにちょろっとかけたりもするんですよね、香りづけに。今使っているオイルはブランドオイルでも何でもないけれど、質がよくて辛すぎず、フルーティーで私好みの有機油です。好きかどうかは飲んでみて決めます。
ずっとキッチンに籠っている料理している日なんかはハンドクリームが塗れないから、代わりにオリーブオイルを手に擦り込んだりもするんだけど、そんなの私だけかな。

Thursday 17 July 2014

ピーカンナッツとオイル漬けトマトのバルガーウィートサラダ

職場の向かいにあるカフェで昨日テイクアウトしたサラダがとてもおいしかったので真似て作ってみました。

味がよく馴染むよう、蒸らし終えたバルガーウィートがまだ温かいうちにオイルや塩胡椒で調味します。あとはありあわせの材料を刻んで混ぜるだけ。
今日はドライトマトのにんにくオイル漬け、黒オリーブ、ゴールデンレーズンを使いました。冷めたら食べる直前にディル、パセリ、軽くトーストしたピーカンの実も加えて、仕上げに黒胡椒を挽いて、オリーブオイルを「とぷっ」とまわしかけていただきます。

バルガーウィートやクスクスを使ったこういうサラダが大好物。
なぜだろ。たぶん色々な味や食感が楽しめるから。
小腹が空いた時に、「そういや冷蔵庫にあれがあったな。」と思うと嬉しいし、翌日に食べるとまたいっそうおいしかったりして。
なので残るようにわざと多めに作るのが常です。

Tuesday 15 July 2014

リスボン サルディーニャスアサーダス


Saldinhas Assadasとはイワシの塩焼きのことです。
食べたかったの、これが。

リスボン かいもの


これはリベイラ市場のフードコート内にある、缶詰屋さんです。

リスボン 黄色


リスボン 魅かれた建物


英語で言うところのderelictといった感じの建物に魅かれます。

リスボン めじるし

前述したように方向音痴なので、一人で見知らぬ土地をうろうろする時は要所々々で目印になるような建物や道の名前の写真を撮っておきます。そうすると間違っていないか確認できるし、自力じゃどうしようもなくなった時に人に見せれば仮に言葉が通じなくても身振り手振りでなんとかなったりするので。

リスボン アルファマ


久しぶりの一人旅、贅沢せずに宿はアパートをレンタルしようと決めていたので色々と探して、予算内かつ利用した人の評価の高い2つの物件に絞り、迷った末に眺めのよさが決めてになってアルファマ地区の住宅街にある方を選びました。

July song



ポルトガルのファド。ポルトガルのディーヴァ、アマリア・ロドリゲス。

『深夜特急』で沢木耕太郎さんが長い旅の果てにたどり着く街がリスボンでした。本を読みながら、リスボンに行ってみたいものだなあと想像を膨らませていたのを鮮明に覚えています。
ふとそれを思い出して、このヨーロッパ最西端の街に行ってきました。

Saturday 28 June 2014

本日のつぶや記

私は村上春樹さんと同じで(などと図々しくも国際的作家を引き合いに出す)新聞はあまり読まなくて、朝から気が向いたらBBCのRadio4を聴く程度。夫はほぼ毎日The Guardianをオンラインで読むので、時事ニュースはたいてい夫経由で聞きかじり。
新聞の記事を読むスタミナがない私は、興味がもてるネタというか、food for thoughtを提供してくれつつ読みやすい、ほぼ日ハフィントンポストをちょくちょく読んでます。

それでいつものようにほぼ日をチェックしたらこんな対談がありました。3年ちょっと前のことになりますが、こんな投稿を載せたことがあり、お?と好奇心いっぱいで読みました。日本の漁業の現実に正直、しょぼんとした気持ちになりましたが、読み終えたらなんだか逆に希望が持てました。

固いことばっかり並べても人には敬遠されがち。ほぼ日みたいに親しみやすいサイトでこういう記事を載せてくれると、もっと多くの人の関心を引くことができそうで、嬉しいことです
いつまでもお魚がたくさん泳いでいる、海であって欲しい。
漁師さん達も幸せであって欲しいけども、自然と共存した上であって欲しい。
(それから日本やイギリスに限らず、ベネチアで見たあのたくさんのお魚もきちんと節度を持って海からいただいてきたお魚であって欲しい。それを買う私たちも節操を持ってお魚をいただく消費者でありたい。。。)

あれからHughのFish Fight Campaignがどうなったかというと、捕った魚の廃棄が禁止されたのです。つまりキャンペーンはりっぱにその目的を果たしたことになります。一人のフードライターが起こした行動が多くの人の支持を得て政治家をも動かし、大きな変化をもたらしたことは感慨深いものがあります。

ワタクシごとになりますが、様々な食材について、いちいちかなりはっきりしたプリンシプル、指針を持っている私のせいで、ウチでは買う時の優先順位や食べないもの、買わないものがけっこうあります。夫は不思議なほど協力的ですが、息子はややしぶしぶといった感じ。私達おとなの選択を彼に押し付けてはいませんが、ただ、すねかじりの身であるゆえ彼も仕方なくそれに巻き込まれているわけです。たまーに「それで?それで世界が変わるの?」とあきれて私に問いかけることもあります。
”世界が変わるの?”
といういきなりスケールの大きい、直球の問いかけに対するかーさんの答え。

”変わらなくても、何もしないと自分が気持ち悪いからやるもん” って思ってる人が1000人いたら、ゼロよりは影響するでしょ。

すると「チッ。」とかなんか、冷たい反応がありますけども、私がマイペースで自分にとって気持ちのよい選択をしていたら、きっと息子にも何かの形で残るのではないかと希望的観測を持つ母であります。

でもなんのかんの言って彼は、住んでいる地域(国?)でその時に一番sustainable(日本語の意味は”持続可能な”。いわゆる、”環境に優しい”って感じでしょうか)な魚を教えてくれるアプリをiPhoneでダウンロードして、今はサバはちょっと買い控えた方がよさそうで、イワシは買いだねえと教えてくれました。マコガレイも緑のマークがついていて、おすすめの魚だそうです。イワシはキロ£10ほど、マコガレイは£8くらいで買い求めることができ、家計にも優しい。

漁業関連になりますが、以前ノルウェーの漁業事情についてのこんなのを読んでとても印象に残っていたので、よかったらお読み下さい。あまりにも意外なことで、びっくりしましたよ、私。

Wednesday 4 June 2014

June song



女性アーティストが今年のこのコーナーのテーマならば、アニー・レノックスが歌うこの曲をはずすわけにはいかないではないのか?とふと思いました。

映画American Beautyに使われていたこのナンバーを聴きたいがためだけにこのアルバムを買って、3ヶ月くらいこれだけ(そう、本当にこの曲だけ)を車の中でエンドレスにリピートして聴いたものです。この曲との蜜月は「君がこの曲を好きなのはようくわかったが、そろそろ他のCDを聴かせてもらえないだろうか。プリーズ。」という夫の控えめな懇願で終わったのでしたが。

ちなみにニール・ヤングのオリジナルもとても好きです。

Wednesday 28 May 2014

楽しや市場

いざ、ゆかん!と訪れたイタリーの観光シティ、ヴェネツィア。2月のことなのに、興奮のあまり文章がルー語化しちゃったのも大目に見て下さい。

さて、うきうきのリアルト市場にて見たもの、買ったもの、作ったものをつらつらとのっけます。
むっちゃ楽しみにしていた魚市場。

Sunday 25 May 2014

May song



ふと気づけば5月も後半。まだ今月のうたを選んでいなかったことに気づきました。

5月はオペラ『魔笛』の中から女王のアリア。
Diana Damrauが演じるこの夜の女王のビデオクリップを見たことが、私がオペラを実際に見たいと思うようになったきっかけなのです。
よく知られた曲でイギリスではDurexのテレビCM(ストレートな表現で笑っちゃうCMですが、うかつにリンクに飛んでびっくりしないで下さいね〜。念のため)にも使われました。
でも『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』というタイトルからもわかるように、あきらかに怒ってます^^;
復讐にメラメラ燃える女王が「私の言う事聞いてザラストロをやっちゃえないのなら、もう我が子とは思わないからねっ」と娘に迫ってるシーン。あまりの無茶な要求にパミーナはガタブルガタブル。
このかんっかんに怒ってる母ちゃんを見事に演じ、素晴らしく歌い上げているDiana Damrauの夜の女王を、どうぞお楽しみ下さい。

Saturday 24 May 2014

sugar rush


ずいぶん時間が経ってしまいましたが、ヴェネツィアで食べた甘いものの一部を、写真でずらっと。見ただけで食べてないものもあります。(見ているだけでsugar rushがきそう)

Friday 9 May 2014

お豆腐実験室

お昼に何を食べよう?って時が多い今日この頃。(おんなじ)ピザやサンドイッチはもう飽き飽き。だからと言って、何かを買ってきたり、どこかに食べに行くほどの時間はないし。
ああ、こんな時マレーシアだったら「何を食べよう?」がまったく別の意味を持っているのになあと思ったりして。

さて。
つい最近まで眼中にもなかったイギリスの豆腐加工品ですが、最近わけあっていろいろ試しています。文化の違う人たちが加工する豆腐はトマト入りだったりバジル入りだったり、それはそれでおいしくないことはないんだけど、やっぱりね、冷や奴や豆腐の味噌漬け、揚げ出し豆腐や麻婆豆腐の方が私にとってはうんと美味。ペナン島でよくおやつに食べていた、つるつるの温豆腐に黒蜜をかけて食べる豆花も忘れられないおいしさ。釜いっぱいのほっかほかの湯気がたってる豆腐花/豆花をすくってパステルカラーのプラスチックのボウルに入れ、シロップをかけてくれるのですが、これはもうプリンです。プリンに目がない私には天国のようなおいしさ。白蜜よりも、とろーりとした黒蜜派でした。「ウメサンたら、また豆花?(tao huaと発音します。ペナン島では福建語が主流なのです)」と、同僚であり友人でもあった女の子に笑われるほど好物でした。彼女はペナンの生春巻きpoh piahのおいしさを教えてくれた人なのですが、この話はまた今度。
とにかく、言ってしまえばチーズの食べ方が欧米の人の方が上手なのと同じように、豆腐の食べ方は私達アジア人の方がよく心得ているって、思うのですよ。偏見かもしれませんが、あえて言い切ってしまいます。
そんな中、なかなか悪くないスモーク豆腐を見つけました。お醤油で味付けをして燻製してあり、ちょうどエダムチーズくらいの固さです。
上の色気のない画像は、短いランチブレイクにそのスモーク豆腐を使ってササッとこしらえた黒オリーブ入りチャバタのサンドイッチ。チャバタロールに包丁を横に入れて二枚にし、片面にエクストラヴァージンオリーブオイルをふりスライスしたスモーク豆腐、ローストしたミニトマト、ルッコラを乗せ、黒胡椒をひいてできあがり。
まあまあの出来。
でも何かが足りない。パンチだわ。キックもよ。
今度はスライスした赤唐辛子を散らしてみようと思います。

余談。緑色のまな板は実は野菜用。パンは白いのを使うのが基本なのよー。 イギリスお得意のHealth and safety.

Tuesday 29 April 2014

トムスの靴

去年の夏、職場の人が履いていて、いいなと思っていたのがトムスの靴。
「一足買うごとに靴を必要としている子供に一足届けられるのよ。」
ほほ〜、そんな会社があるのかと感心したものの、すっかり忘れていました。

イギリスで靴を買おうとするとサイズが合わない場合が多くて困るのですが、トムスは0.5刻みなのが嬉しいところです。

アメリカ発のトムス、日本でも展開しているみたいですね。

Friday 25 April 2014

オシドリ

帰宅途中に公園の池でオシドリの夫婦と遭遇しました。

Thursday 24 April 2014

今日もつぶやく

昨日つぶやいたばかりですが、今日も引き続き、オンラインストリーミングサービスについて。
まったくもってけしからんほど趣味に走っているので、気の向いた方だけどうぞ。

Tuesday 22 April 2014

本日のつぶや記


すっかり浦島花子になっているので日本のテレビ事情というのはまったく知らないのですが、イギリスではブロードバンドやそれに相当する、ええと、インターネット接続?がある家であれば、見たい番組や見逃した番組を各テレビ局のウェブサイトで見ることが(少なくとも私のまわりでは)普通になっています。(Skyなど有料サービスのことは知りませんが、もっと便利なのでしょうね。)
最近テレビの前に座ることが極端に少なくなりました。テレビは番組を視聴すること以外の機能で使われるか、まったくスイッチがオンにならないかのどちらかであることがほとんど。
あくまで我が家に関して言えばですが、テレビ局の上記サービス以上に、これにはインターネットビデオストリーミングの普及が大きいと言えます。

イースターマンデー

昨日のイースターマンデーは、お天気はよいけど肌寒いという絶好の散策日和だったので茶助と二人で出かけてきました。
通りがかったお宅の、石垣の上のこの花が風に揺れてあまりに可憐だったので。

Wednesday 16 April 2014

Persian Love Cake


カンガルーっていう名前、実は誤解から生まれたらしいんです。
オーストラリアで初めてかの動物を目にしたイギリス人が、アボリジニーの人にあの動物はなんという名前なのかと尋ねたところ、「カンガルー」と答えたそうで、そこから、「おおそうか!」、となり、それ以来あのぴょんぴょん飛び跳ねる動物はカンガルーと呼ばれるようになったそうです。
でもね、アボリジニーの言葉でカンガルーは ”知らない” という意味なんですって。
夫から聞いた逸話です。
※追記:↑というのはよくあるジョークなんだよと昨日言われました。D'oh!!

Tuesday 1 April 2014

April song


4月の歌はスウェーデンのアーティスト、Fever Rayの曲。
米TVドラマ”Viking”のテーマソングでもあります。というか、ドラマを見て知ったわけで。これ以上このドラマにぴったりな曲があるだろうか、いや、ないです、たぶん。
ゴシックで雰囲気たっぷりで催眠術か魔術にでもかかってしまいそう。
でも今ちょっとお気に入りです。

Sunday 23 March 2014

マキアート

いつものを、と言うと
マキアート?エスプレッソ?
と聞かれたので、マキアートと答えたら、私好みの、私にとってはパーフェクトなのを作ってくれました。
思わず作ってくれた子と二人してグラスを激写(笑)
コーヒーはほんっとにおいしくないと飲みたくない今日この頃。

Sunday 16 March 2014

本日のつぶや記

最近お天気が良いので、仕事日のランチブレイクは外に出て日向ぼっこしながらとってます。
おいしいコーヒーとホットサンドメーカーでかりっとさせたミニピザを持って、日当りの良い場所に腰をおろす。ピザを温かいうちに頰張り、コーヒーをゆっくり飲みつつしながら、LINEで妹にメッセージを送ったり、たまにほぼ日を読んだりして過ごします。コンテンツをすみずみ読むほどのファンではないけれど、ほぼ日ってなんだか和む。気仙沼の漁師さんカレンダーにまつわるエピソードは面白かったし、北欧の漁事情はとても興味深かったです。今までで一番のお気に入りは明るい家族相談室でしょうか。笑いころげました。
15分か20分くらいの休憩時間だけれど、そうやって過ごすとけっこういい気分転換になって、さー、お仕事しなくちゃだわとすっくと立ち上がることができる。
これが雨だったら外に座るなんてしたくないしね。
太陽の力って本当にすごいなとつくづく思う今日この頃なのです。もちろん雨も必要ですが。

そんな太陽の力を、本日日曜日も感じてます。風が強くて、干した洗濯物はぐるんぐるんと鉄棒選手の大車輪なみに回りまくってますが、さんさんと光注ぐ三階の窓辺で読みかけのヴィクトリアンの小説の続きを読んだり(夜寝る前に読もうとするとすぐ寝てしまい、なかなかページが進まなかったけれど、長いことピクニックに行かせたまんまだった登場人物達をようやく帰って来させることが出来た)、こうしてブログにつぶや記を綴ったり、まったりと過ごしていると、ここんとこの疲れが心身ともにほぐされる感じ。

今夜はおよそ2年ぶりになるウェス・アンダーソンの新作を見に行きます。
もう何ヶ月も前から公開を待ちわびていたのだ。
ひゃっほー。

Thursday 13 March 2014

ニーコ・ケース

前回のっけたニーコ・ケースの3月の歌が一瞬不具合でプレイできなかったので、あわてて他の曲を検索。でもどうやらちゃんと聴けるようになったみたいです。
実はこっちの方が好きだったりするんですが。

ブラッドオレンジジュース

家族の健康維持に少しは役立つかなと毎朝ブラッドオレンジを搾って飲むことにしてます。
基本は1人2個。2個分だと160mlのデュラレックスグラスがちょうどよいです。ちなみに1個だと90mlがよく、3個だと250mlがそれぞれぴったり。
同じブラッドオレンジでも個体で差があるのか種類が違うのか、真っ赤だったりそうじゃなかったりするため色もこんなに違います。
でもそれもまた、自然の恵みをいただいてる気がしていいなと思います。

Monday 3 March 2014

 かもめ

建物がどれも古びていて味があって、すてきなヴェネツィアの街だったけれど、修復工事は避けられないようで、あちらこちらでわりとカーンカーンとやっていて建設工事の音が多いなあという印象だった。だけどさすがに朝は静か。なので朝食の支度をしようと台所に行って窓を開けると、決まってかもめの声だけが穏やかにエコーしていた。

当然といえば当然だけれど、水の都ヴェネツィアにはかもめが多かった。歩いている時、歩き疲れてひと休みしている時、白いお腹を見せてすうっと格好よく頭上を横切って行って、そのたびにうっとり見とれつつも、落とし物をされないかほんのちょっとひやりとした。
時折、彼または彼女がふあさっと目の前に舞い降りて来た日には、きゃーっと興奮したいのを抑えて静かにカメラを向けた。こういったかもめ達は落ち着いていて、「さあ、好きなだけ撮りたまえ。」とか「撮らせてあげてもよくってよ。」とでも言っているように長々と留まっていてくれる。
ちなみに、ぱしゃぱしゃ水浴びしている鳩を撮ろうとしゃがんだら、すたこらさっさと逃げられてしまった。けっこう冷えるのに、寒くないのか君たちは、しかもこんな日陰で、とぶつぶつ呟いていたからかもしれない。

Saturday 1 March 2014

March song



同僚と音楽の話をしていて私にとってジャック・ホワイトはゴッドで、ホワイトストライプスから派生してブランチを聴くようになったんだと言ったら、じゃあもしかして好きかも、と持ってるアルバムをすべてコピーしてくれたのが、このNeko Case。
あったかみのある声で聴きやすい彼女の曲は休日の晴れた午後にぴったりかなと思います。

今年の誕生日は

先月の誕生日に夫が作ってくれた誕生日の晩ごはん。
「なんでもいいよ」と言ってくれたものの、多忙を極める彼の負担にならないよう出来るだけ時間と手間のかからないものをリクエストしたつもり。フェンネルシードのミートボール、焼きズッキーニのサラダに大好物のポレンタ。ぜんぶとろけそうなくらい美味しかったです。
レシピはすべてPOLPOから。

これは恋

あるとき旅好きの友人夫婦に、今まで旅した中でヨーロッパではどこが一番よかった?とたずねたところ、ヴェネツィアという答えが返ってきました。なぜなのかとさらに聞くと、他のどんな場所とも違ったから、と。ヴェネツィアに行きたいと思ったことなどそれまで一度もなかった私には意外な答えで、へええ、そうなのか、そんなに素敵なのか、とやけに印象に残ったのでした。
それから2年近くが経ち、ある日本屋さんで見かけたタコの絵が表紙の本。見ると、ヴェネツィア料理(などなど)の本と書いてある。POLPOという、装丁も写真もシックで美しいその本に一目惚れし、注文してから数週間後にようやく手元に届いた( ちょうどクリスマスの時期で売り切れ中だったのです)時には毎晩ベッドに持ち込んで寝る前に読みました。
ヴェネツィアに行きたいと本気で思い始めたのはそれからで、このbacari(単数bacaro)とやらをハシゴして地元の人たちに混じってccichettiとやらを食べまくるのだ!と夢はむくむく膨らみ、欲望はむらむら。食いしん坊なので、食べ物がからむとがぜんやる気が出るのです。体調を崩したり休暇が思うように取れなかったりで半年、さらに1年とのびのびになったけれど、念願かないました。

Thursday 13 February 2014

マーマレードハム

イギリスに来て「これはなんぞや?」と思ったもののひとつにギャモンがあります。
Gammonとは、豚の後脚を塩漬けにしたもの。塊で売られており、塩抜きしたあと(塩抜きの必要のないものも売られているようです)スライスして焼いたり、そのままローストしたりして食べます。そんなに好んで食べるものではなかったのですが、去年のクリスマスに義姉ファミリーのお宅でいただいたコーラでゆっくり煮たギャモンはしっとりして柔らかくてとても美味でした。まさにハムだったのですよ。ハム大好き。

ギャモンのおいしさに開眼した(?)ところで、以前から食べてみたいと思っていたマーマレードハムを作ってみることにしました。レシピはJamie's Dinnersから。

Thursday 6 February 2014

February song


2月の歌はP J Harvey。ロックしてるポリーもいいですが、この曲はなんだかしっとりして好きです。

甘露煮を作ろうと思って届けてもらった金柑、ひとつぽんと口に放り込んだら皮だけじゃなくて果肉も甘い。ついついもう1個、あと1個と丸ごと食べてしまい、甘露煮にする気はすっかりどこかに行ってしまいました。
子供の頃は果肉は酸っぱくて食べられなかったと記憶しているけれど、もしかしてじつは子供だったから実際より酸味を強く感じていただけかもしれないですね。
どちらにせよ、祖母の家の裏山に実った金柑を、ぷちんと採っては皮だけもぐもぐ、ぷちん、もぐもぐ、していたのを思い出しました。

Tuesday 28 January 2014

セヴィルオレンジでポン酢

今年初めてセヴィルオレンジを使ってポン酢を仕込んでみました。
セヴィルオレンジは日本で言えば橙らしいので、橙のポン酢と私は呼んでます。
ネットで調べるといろいろな人のいろいろなレシピが出てくるのですが、私はこちらこちらを参考にさせていただいて、自分なりに足したり引いたり変えてみました。
仕込んでちょうど1週間、まろやかで酸味のきつくないおいしいポン酢が出来たと思います。毎日ちょっとずつ味見したので瓶詰めに至ったのはだいたい600mlくらいの量ほど。これじゃ1年は持たなさそうだなあ。でも時間が経つと味に変化が出るそうなのでこの半分は3ヶ月寝かせてみるつもりです。今週もう1回材料の分量などを変えて仕込む予定で、こちらもまた楽しみ。試行錯誤というか、いろいろ試して何年か後にこれだ!と思えるマイ・ポン酢ができたら最高だな。

Saturday 18 January 2014

セヴィルオレンジでマーマレード作り

セヴィルオレンジが出回る時期になると、マーマレード作らなきゃ!と、なぜか切羽詰まった気持ちになるのです。切羽詰まらなくてもいいのにね。

1年分と思って作るんだけど、3ヶ月と持たない人気のジャム。(家族にだけど)
なので今年は3キロを3回にわたって作る予定です。
そして一番よくできたやつを欲しいと言ってくれる妹と、びっくりさせたい人たちにもらってもらうつもり。

Monday 13 January 2014

つぶや記アワー

年が明けてあっという間に日々が過ぎ、どんどや(私の田舎ではみんなこう呼びます)も終わりました。今年もぜんざいを食べ損ねてしまったのが心残りです。
新年の挨拶もまだだったので実家に電話を。大河ドラマを見終わってうつらうつらしていたという母と30分おしゃべり。膝が痛い腰が痛いとこぼす母に毎日ちょこちょこ動くのが大事らしいよ、動かなんよと念を押しつつ、母も年をとったなあと思わずにはいられず。
同時に年をとって丸くなりました。老いって悪いことばかりじゃないです。

ぼちぼちと今年の目標なんかが定まりつつあり、例年のごとく新しい日誌の後方のページに書き綴ります。去年は20数個書いたうちの3個くらいは実現しました。
3個もできたんだから上出来です。

Monday 6 January 2014

January song

k
友達にクリスマスプレゼントを探していたときに教えてもらったSidi Bou SaidのBodiesというアルバム。自分自身でもよく聴いてます。アルバム全体がいいですが、とくにこの曲が好きです。

Saturday 4 January 2014

スロージン


 帰宅したら見覚えのあるボトルが、メッセージを添えて置いてありました。
お年玉代わりのプレゼントらしいです。夫曰く、
「新年の仕事初日、絶対こういう気分で帰ってくるだろうと思って。」
鋭いです。まさに、飲みたい気分で帰ってきました。しかも絶対スピリッツ。

私はジンが大好き。ニートで飲むのが好みです。
スロージンというのは文字通りジンを使って作る果実酒なのですが、どんな味だろうなと前から興味があり、そして飲むならぜひSipsmithのをと思ってました。

初めて飲んだ感想は。。。これって、母がよく作っていたあれ、”あれ”にそっくり。
あれとは、いくり酒。梅酒作りに飽きた母が作り出したのはいくり酒でした。
子供の頃を思い出すなんて言ったら眉をしかめられてしまうかな。でも本当なんです。
子供の頃からよく(?)くすねて飲んでいた、懐かしい味。

なんだかじわーんと幸せな気分になりました。