Thursday 6 September 2012

ミルドレッドのキッチン

Mildred Pierce,
ケイト・ウィンスレットとガイ・ピアースとエヴァン・レイチェル・ウッドという主役級の俳優さん達をふんだんにキャスティングして、あんなにクオリティの高いミニシリーズをあっさり作ってしまうなんて、さすがHBO。この完成度に比べると、Downton Abbeyって何?という思いを禁じえない。(まーあれはあれで、ある程度楽しめないことはないですが)
しかし見所は素晴らしい脚本と映像と俳優さん達の非のうちどころのない演技だけではありません。
1930年代という時代を、見た瞬間から感じさせる衣装に小道具も楽しかった。

ミルドレッドがドラマの冒頭で着ているこのラブリーな水玉のドレス、可愛いけれど、これは彼女のお家着。この時代の女性はこんな格好で外を歩こうなんて夢にも思わなかったそうです。
1930年代はきっちりとした着こなしが当然だったのですよね。

うちで1930年代のものといえば椅子2脚と、このお皿?
チャリティーショップで1枚25ペンスだったこのピンクのお皿、30年代のものではないかもしれませんが、古いものであることは確かです。縁が鋭くて手を切ってしまいそうになります。

depression glassは不況の30年代に大量生産された安い型押しのガラス製品で、物としてはいかにもチープな感じですが、ペールピンクやブルー、グリーンなどなかなか可愛い色で人気があったそうです。気泡などがよく入っているのも特徴らしく、60年代あたりからコレクティブルとして人気が高まったらしいです。
ネットサーフィンで得たにわか知識でした。

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