Friday 28 September 2012

薔薇のC&S


もうずっと以前にチャリティーショップで見つけたティーカップ。

本当はピンクの薔薇のものを探していたのですが、柄がもっとかわいい感じのものは例え見つかっても、ティーポットもお皿も含めた13点のセット売りとか、C&S5客セットとかが多くて、1客だけとかせめて2客だけとかのものに出会えず。セットでバーンと揃えるよりバラバラの方が好きな私には向かなかった。

これ特に古物というわけではないのかもしれないけど状態がいいし、£1.99だったし、なんとなく気に入って買いました。茶助は内心おばあちゃんのカップみたいだと思っているよう。

これでお茶を飲むのはそうしょっちゅうではないのですが、マグで飲むよりおいしく感じます。

Wednesday 26 September 2012

Lawless

痛そうなのがダメな方にはおすすめしません。
イギリスでは18歳以上指定。
でもこのおいしそうな配役は期待を裏切りませんでした。

ここからはオタクのつぶや記です。

Tuesday 25 September 2012

Whitby

イングランド北部はノースヨークシャーの北海に面した港町、Whitby。
ハワイ諸島の発見などで知られるクック船長縁の地であり、怪奇小説の古典Draculaに登場する場所として有名です。ちなみにイギリスの土地の名前で最後に"by"、"dale"、"thorpe"が着くところはヴァイキング(デーン人)の支配下にあった歴史の名残だそう。Whitbyも867年にヴァイキングの侵略にあって、現在の名前になったんですね。

ウィットビーには北海を見下ろす高台にそびえ立つ姿が印象的なWhitby Abbey/ウィットビー修道院跡があります。7世紀、アングロサクソン形式の男女共同の修道院として創建されますが、その後ヴァイキングの侵略や再建などを経て、現在かたちをとどめているのは13世紀から15世紀にかけての建築からのようです。16世紀のヘンリー8世の修道院解散法による閉鎖、1914年のドイツ軍の攻撃によるさらなる破壊などをくぐりぬけ、今は外壁をとどめるのみの姿となっています。
跡地にある沼/池。”深い”ってどれくらい深いんだろう?
跡地の方から入り江をはさんだ対岸を眺める
入り江をはさんで対岸から見たWhitby Abbey
Draculaを読まなければ行ってみたいとは思わなかっただろうし、わざわざ訪れることはなかったであろう小さな町なのですが、Whitbyって思いがけず魅力的な町でした。
ウィットビー修道院跡は”跡”とはいえ雰囲気があり見応えがありましたし、隣接するセントメアリー教会へと通じる199の石段や、その石段を登る途中の眺めもとても素敵。石畳の両側におもしろそうな小さなお店のひしめき合うシャンブルズ、丘陵に並ぶ家々、港に停泊する船、きらきら光る海、そして有名なThe Magpie Cafeの30センチはあろうかというハドックのフライのフィッシュ&チップス!
名前がかわいいッ!ケーキのお店

The Magpie Cafe、写真左のようにいつも道路まで行列ができているらしいです。私達は写真右のフィッシュ&チップスのテイクアウト専門店舗の方に並びました。待つこと30分ほどで買うことができましたが、カフェ側の列はまったく動いてなかったです。でも魚は新鮮で衣はサクッとしていて、さすがにおいしかった。

てくてく散策やおいしいものが楽しめる、なかなかオツなスポットでしたよ。
Runswick Bayというところにも立ち寄り、北海の風に吹きっさらされて来ました。4枚重ね着して首にはスカーフも巻いていたのにざぶがっだ

ここからは趣味に走ってますので、気の向いた方だけどうぞ。

Thursday 20 September 2012

ベイクドポレンタ

今日のお弁当、チャッキーと息子用には昨夜のローストポークの残りと、やはり昨日焼いた白パンでサンドイッチ。
そして私はポレンタの残り物とサラダでお昼ごはん。

できたてのポレンタも大好きなのですが、残ったポレンタを適度な大きさにカットしてオーブンで色づくまで焼いて食べるのもまた美味し。

Monday 17 September 2012

Touch Woodな話題

イギリスではtouch woodというようですが、私は最初に覚えたのがknock on woodだったので、やはり今でもknock on woodの方を使います。

touch woodもknock on woodも調べると、『良い事が起こった時などに幸運が続きますように、とか、悪いことが起きませんようにと木に触れること』のように説明されているのですが、その表現をしょっちゅう使っていた友人は、何か縁起でもないことを口にした時に、それが現実になりませんようにといったニュアンスで、木製のものをコツコツやってました。
例えば
「それでもしスーが流産なんてしてしまったらさ、」
と口走ってハッとし、あたりを見回し、机だとか柱だとか手近にある木でできたものを”Knock on wood”とつぶやきながら人差し指の関節でコンコンとたたいて、話を続けるといったような。
日本語で言えば『くわばらくわばら』といったところ?
お守りがわりにいつも持ち歩いている、義父のノルウェー土産の木のヘラジカ。これでいざという時にもコンコンできる!

Wednesday 12 September 2012

誕生日のカード

チャッキーの誕生日が近いのでバースデーカードを探し回ったのですが、どうしても気に入るものが見つからない。探す時にはないんですよね、ぴったりのカードって。
それで妥協するのも嫌だったので代わりにこのペーパーバックを買い、これをカード代わりにすることにしました。
人にあげる本に直接メッセージを書くのはほんとは好きではないんだけど、今回はこれがカードなので、よしとします。(でもかなり探さないとわからないくらい後方の目立たないページに書いた)

ここからはつぶや記ですので気の向いた方だけどうぞ。

Tuesday 11 September 2012

クリームシチュー


夫はじゃがいもが大嫌いで、クリーミーなスープやシチューも苦手ときているので、ほとんど作ることのないこの一品。
実は彼、出張で2週間不在。
息子の「今のうちにぜひ」というリクエストで久しぶりに作りました。

材料:
鶏のもも肉
にんじん
じゃがいも
玉葱
鶏ガラでとったストック
バター
小麦粉
牛乳
月桂樹の葉
ナツメグ

胡椒

以上。

というわけで息子、母は出かけますので、学校から帰ったら温めて先に食べておいて下さい。

Monday 10 September 2012

好きな写真・2

これもザ・ガーディアン紙の写真コンテストの1枚。

←画像へジャンプ(No.16を見てください)

乗客の自然な表情が撮りたかったのでカメラを構えずに撮ったらしいです。
車内広告がなくても「あ、日本だ」ってわかる1枚かな。

好きな写真

2010年のザ・ガーディアン紙のフォトコンテストで選ばれた作品です。
撮影した人はSlawek Kozdrasという人。

←画像へジャンプ

ロンドンのShell Centre、それに影を投げかけているロンドン・アイ、白黒なのにカラフルに感じる、陰影がなんとも美しい白黒写真で、とても気に入ってます。
まさに”stunning”という審査員の言葉がふさわしい。

Sunday 9 September 2012

Buttermilk Rye Pancake

  
M&Sでお買い物していたら、ふとButtermilk Pacakesなるものが目に入りました。バターミルクはソーダブレッドやコーンブレッドを作る時には使うのですが、パンケーキには使ったことがなく、そうか、そのテがあったかと、作ってみました。

粉は白のプレーンフラワーと全粒粗挽きのライ麦粉を3:1で使い、ベーキングパウダーを小さじ2、重曹を小さじ1/4ほど加えました。(plain flourはいわば薄力粉。イギリスではこれに全粒粉のplain flourもあります。このためイギリスのレシピ本ではよくwhite plain flourとかwholemeal plain flourと指定してあります。plain flourにベーキングパウダーなどの膨らし粉を加えたものをself-raising flourと呼び、これにもwhiteとwholemealがあります。)
ライ麦粉は初めてなので手加減して加えましたが、3:1だとまだ存在感が足りない気がするので、粉全体に対してもうちょっと分量を増やした方がいいかもしれません。

でもなんだか中がモチふわっとして軽いパンケーキができました。
バターミルクと重曹が反応しているおかげかな?

Saturday 8 September 2012

最高のとうちゃん

イギリスのセレブリティにGok Wanという男性がいるのですが、チャンネル4で放映されたいくつかの彼の番組の主な内容は、多かれ少なかれ・・・
おしゃれにとんと興味のない女性、または自分に自信の持てない女性がGokの手によって(そしてメイクアップアーティストさんやヘアスタイリストさん達の手によって)・・・

変身を遂げる。

というものです。

似たようなコンセプトの番組は他のチャンネルでもいろいろやっているけれど、Gokが女性に大人気となりスターになった理由は、手術だとか歯科矯正とかに頼らないだけでなく、どんな女性も必ずチャームポイントがあるのだと、彼が本気で信じて仕事しているからではないかと思います。
 
Gokが用意した衣装部屋に一歩入った女性の・・・
 ほら、この笑顔。

蝶のような変身を遂げた女性の
 この涙。

私にとってよくわからないテレビタレントの一人でしかなかったGokのイメージが変わったきっかけになったのはGQのこのインタビュー

ゲイであることを両親にはずっと隠していたGokは、本当のことが家族に知れてからも(というか彼のお姉さんまたは妹がお母さんにばらしてしまった)つきあっている人を家に連れていったことがなかったそう。彼が一番恐れていたのは、お父さんの反応。でもある日、彼は意を決してその時のボーイフレンドを実家に連れて行きます。なんだかいつもと違って緊張気味の食事のあと、一人何も言わずにテーブルを離れるお父さん。この時Gokはちょっと不安に思ったことでしょう。だけどお父さん、実家を離れてしばらく経っていたため自分の部屋がないGokと彼の恋人のために、リビングルームの暖炉に火を起こして、ベッドをひとつ用意してくれていたのです。

何も言わないお父さんが態度で示してくれた息子へのメッセージ。

Gokはその晩、トイレで大泣きしたそう。
こういう話に弱い私も、もう読みながらウルウルしちゃって。

もちろん、息子のセクシュアリティがなんであろうと、親ならばそれを受け入れるのが当然だとは思います。でも理性ではわかっていても、実際はそうはできない人だってたくさんいるわけです。
このエピソードひとつでGokのお父ちゃんのすべてがわかるわけではないけれど、多くのことを物語っていると思いました。そしてこのエピソードひとつですっかりGokのファンになってしまいました。
こんな素敵なパパと結婚したGokのママも素敵な人だろうし、そんな両親に育てられたGokはきっときちんとした人だと思うのです。 

そうです。細胞一個で生きてます、ワタクシ。

スクラッグを使ったラムカレー

ラムの首の部分、scragを使ってラムカレー。
今日は一口サイズに切らずに4切れそのまんま入れてみました。やわらかくなるまで2時間弱火で煮込んであるので骨からほろりととれます。
これはブラックカルダモン。影になって見えにくいけど後ろにあるグリーンカルダモンと比較するとかなり大きいです。スモーキーな香りが好きで、ホールのメースとともにお肉のカレーにはよく使っています。
バスマティライスを火にかける前にお鍋にぽんっとクローブをいくつか入れて香りづけ。

・・・・で、盛り付けてから気づいたのですが、最後にヨーグルトとガラムマサラを入れるのを忘れてました。ガ-ン。。。。
気を取り直し、お鍋に残った分にそれらを加えて、完了。
明日はまた違った味で楽しめるぞ、うん。

Thursday 6 September 2012

ミルドレッドのキッチン

Mildred Pierce,
ケイト・ウィンスレットとガイ・ピアースとエヴァン・レイチェル・ウッドという主役級の俳優さん達をふんだんにキャスティングして、あんなにクオリティの高いミニシリーズをあっさり作ってしまうなんて、さすがHBO。この完成度に比べると、Downton Abbeyって何?という思いを禁じえない。(まーあれはあれで、ある程度楽しめないことはないですが)
しかし見所は素晴らしい脚本と映像と俳優さん達の非のうちどころのない演技だけではありません。
1930年代という時代を、見た瞬間から感じさせる衣装に小道具も楽しかった。

ミルドレッドがドラマの冒頭で着ているこのラブリーな水玉のドレス、可愛いけれど、これは彼女のお家着。この時代の女性はこんな格好で外を歩こうなんて夢にも思わなかったそうです。
1930年代はきっちりとした着こなしが当然だったのですよね。

うちで1930年代のものといえば椅子2脚と、このお皿?
チャリティーショップで1枚25ペンスだったこのピンクのお皿、30年代のものではないかもしれませんが、古いものであることは確かです。縁が鋭くて手を切ってしまいそうになります。

depression glassは不況の30年代に大量生産された安い型押しのガラス製品で、物としてはいかにもチープな感じですが、ペールピンクやブルー、グリーンなどなかなか可愛い色で人気があったそうです。気泡などがよく入っているのも特徴らしく、60年代あたりからコレクティブルとして人気が高まったらしいです。
ネットサーフィンで得たにわか知識でした。

本日のつぶや記

お隣のラーメンさんは朝9時過ぎると、決まって音楽を大音量で聴き始める。

曲目はたいていロック。でもその毎朝の儀式も1曲か2曲分だけ続く。その後はまたピタリと音が消える。普段は物音ひとつしないくらい静かな隣人たちなのだ。

”たち”というのは、ラーメンさんにはハウスメイトがふたりいて(20代くらいの若い女の子ふたりで、どうやら彼女達はカップルのようだねと私と夫は察しをつけている)、合計3人でシェアしているようなんだけれど、ラーメンさん以外の声はほとんど聞こえてこない。時々パーティーみたいなことをして夜中まで笑い声が聞こえてくることもあるけれど、そんなことはお互いさまなので気にならない。
とにかく、面倒な近所付き合いもなければ迷惑をかけられることもなく、私にとっては言わば理想の隣人さんたちだ。

でもそんなラーメンさんも、時々困った人になる。娘らしき小さな女の子が数日泊まりに来ている時は、朝っぱらから彼女のヒステリックに泣き叫ぶ声と、ゆゆしき事態をなんとかしようとしているのかそれ以上にハイテンションに叫びまくるラーメンさんの声で狂騒曲二重奏が奏でられ、かなり忍耐力を試される。 また、近所の改装工事が夜の10時過ぎまで続いた時は、窓を開けて ”もう10時だぞ、shut the XXXX up!” と叫んだり、誰かの飼っている犬が吠えていた時は、ドアを開けて ”SHUT UPPPPPP!!!!” と近所中に響くほど叫び、すぐさまドアをバタンと閉じるなど、影で怒鳴るのだ。(我が夫も時間外の改装工事の騒音などに黙って耐える人ではないんだけれど、彼の場合、窓から怒鳴るなどせずサッサと直接苦情を言いに行くタイプ。明日早くてもう寝なきゃならないんで、音は出さないでくれるかなーって。そうすると、相手もあっさりわかってくれる。)

私は個人的に犬の1匹や2匹がどれだけ吠えようともまったく気にならない。ラーメンさん達が放し飼いにしている5匹の猫の糞害と、悪臭と、物干しロープにつく毛の方がよっぽど困る。ウチの物置の屋根でカリカリカリカリ体を掻くもんだから、蚤が洗濯物についていたこともあって、これには閉口した。仕方ないので最近はそこにいるのを見たら立ち退いていただくことにしている。2本足の生き物に突然絶好の日向ぼっこスポットと毛づくろいの場所を追い払われるようになって、猫諸君はかなり困惑しているもよう。「何よ。アタシたちが何したっての?」という目で見られる。「ここで用を足さないで下さい。」とか、「せっかく根付いてきた苗を掘り返さないで下さい。あと、そこに生えてる苔をむしるのはやめてください。」とか猫語で伝えることができたらどんなに話が早いかなと時々本気で思う。

ところで、どうしてラーメンさんのことをラーメンさんと呼んでいるかというと、ラーメンズの片桐さんにむちゃくちゃ似ているからである。顔を間近でじっくりと見たことはないけれど、チラッと遠目に見ると、もう本人じゃないかと思うくらい似ている。

今朝も片桐さんはクイーンのボヘミアンラプソディを、壁をはさんでも歌詞がはっきり聴こえるくらいの大音量でかけて、それに負けないくらいの大声で叫んでいた。そしていつものようにピタリと無音になった。
ブライアン・メイのきゅいいい、きゅいいい、というギターを聴きながら、ああ、今日もラーメンさんがロックしてるな、と思うと、なぜだか地球が回ってることを感じるのであった。

Wednesday 5 September 2012

ピザ

ピッツァ2人ぶん。

トマトソースのできるのに時間がかかってしまい、ピザの生地の方がどんどん発酵してしまった。ぎりぎりセーフ。
トッピングはイベリコ豚のチョリソと、キノコとピーマンとチェダーチーズ。ピーマンがなんとなく日本のピザを彷彿とさせます。

どうせならコーンもほしかったなー、と思っていたら、息子が これコーンほしいよね。 と呟いた。
だよねー。