Saturday 30 July 2011

茄子のパコラ

先日初めて買ってみたひよこ豆粉でパコラを作ってみました。
レシピはこちらのもので、じゃがいもの替わりに茄子を使って、グリーンピースも加えた野菜のパコラです。見たままの、かき揚げのような、フリッターのようなものでした。

初パコラ、家族も喜んで食べていたのでまずまずの出来だったと思っておこう。
次は本命、イタリアンデリにおいているような、そのままおやつにしても美味しいふかふかっとしたものが作りたい。

Thursday 28 July 2011

今日のお弁当

もとはクッキーが入っていた竹箱。お弁当箱として時々使っています。
今日は友達と公園でお弁当を食べてから美術館に行く予定。
その友人というのが”基本的に”(知ってか知らずか、別友人宅のランチではお肉の入ったものも食べてたのよね)ヴェジタリアンなので、”とっかえっこ”になってもよいようにコーンブレッドとトマトビーンズにしました。
幸い外はよいお天気。
どうやら友人は晴れ女のようです。

追記:このHughのコーンブレッドのレシピのリンクをつけました。ジャンプすると他のコーンレシピがありますのでページをスクロールして、一番下の方をごらん下さい。

Saturday 23 July 2011

ホールのガラムマサラ

ほんの時たま、こうしてスパイスを並べてみます。
それぞれを目で識別したり、目をつぶって匂いを嗅いでみたり。それで、自信をもってこれだとわかるものはラベルを外します。
だいぶラベルなしのが増えてきました。

ブラックカルダモンとメースを使いたかったので、Indian Food Made Easy(このページの一番下に本を紹介しています)を見て、Chicken Kormaを作ることにしました。
しんさんも少し前にとってもおいしそうなカシューナッツ入りのものを作っておられたっけ。


鍋に熱したギーにプチプチと泡をたてますのはブラックカルダモン、メース、シナモン、グリーンカルダモン、クローブ、黒胡椒。辛味にはホールの青唐辛子を1、2本。ナイフの先でぷすっとさしておきます。
チキンはあらかじめヨーグルト、おろし生姜、おろしにんにくのペーストに半日ほどマリネしておいた骨付きのものを。
クミンの入らないカレーを作ったのは本当に久しぶり。それにヨーグルトとココナツミルクの両方の入ったカレーを作ったのは初めてかもなぁ。おまけに粗挽きアーモンドまで入って、とっても私好み。

出来上がりはクリーミーで濃厚で、でも重くない。トッピングの生のコリアンダーがリッチなグレイビーにぴったり。たったひと粒なのにブラックカルダモンのスモーキーというかウッディなアロマが存在感を放ちます。その他のいくつものスパイスのアロマが次々と味覚と嗅覚を刺激し、芳しくて 食べ終わりたくない、 とまで思ってしまいました。

後に気づいたのは、最初に入れたホールのスパイスはガラムマサラだったんだなということ。
私が普段買う市販のものはクミンやコリアンダーシードの入ったマイルドな調合のようのもののようだし、パウダーのものは時間の経過とともにどうしても香りが飛んでしまいがち。
このホールのガラムマサラを使って派生レシピなんかもできそうです。

Wednesday 20 July 2011

オートケーキ

外出から帰ったらオートケーキが出来上がっていました。
仕事のアイデアに詰まった夫が気分転換にこしらえたらしいのですが、料理が気分転換だなんて、彼も進化したものだなあと思います。

ポリッジオーツ、薄力粉、オイル、塩、水のみでできたこの素朴なおやつ、オーツの甘みと粉の味がしっかりしてどんどん食べれてしまいそう。
黒胡椒がピリリときいています。

Sunday 17 July 2011

ハチミツと胡桃のタルト

昨日の夕食は夫がキノコとベーコンのフェットゥッチーネを作ってくれました。彼が料理する時はだいたいにおいてデザート付きなのですが、それがこちらでした。
ハチミツと胡桃のタルト。画像がなんとなく青みがかっているのは彼の携帯電話のカメラで撮ったから。

で、私は夕べデザートはパスして今朝朝ごはんにいただきました。
あまり甘くなく胡桃の食感が軽さを出してます。タルト生地に入ったオレンジの皮の香りがふんわり残ってさわやか。

このタルトのレシピはこちらから。
私のIXYが根を上げる寸前でもう画像の色が赤っぽくなっております。
サーモン社のレシピ本シリーズの中の1冊。

こんなのまであります。
なんとRomanyのレシピ本。
実際にRomanyの人が書いており、雰囲気たっぷりの写真なども掲載されています。ある日書店で見かけて、夫が好きそうだなと思って買って帰ったらとても喜んでもらえました。

このシリーズをいつか全部集めてみたい・・・とは思いませんが、値段も2ポンドしないくらいなのでちょっとしたイギリス土産にいいかもしれません。



Friday 15 July 2011

ひよこ豆粉

近所のイタリアンデリは小さなお店だけれどその小さな店舗の中にいろいろなものがところ狭しと売っている。
パスタやハム、チーズやオイル、アンチョビやバルサミコ酢など、イタリアンの食材はもちろん、自家製(イタリア人のご主人とイングリッシュの奥さんの夫婦経営)のパスタディッシュ、パスタソース、地元の老舗紅茶&コーヒー店のコーヒーの粉、すぐ近くに店舗をかまえているパン屋さんのパンも売っている。ミルクや卵だって地元産のものだ。
私がそこでよく買うのはチーズ類で、パルメザンチーズなどは同じ値段のスーパーのものよりも断然風味がよい。量り売りなので
「200グラムほど下さい。」
と最初は重さで注文していたのだけれど、いつも、
「これくらいでいい?」
と厚みで聞き返されるので、次第に私も手で「これくらい」と示すようになった。

余談だけど、去年なくなった茶助の祖母、エイミーおばあちゃんは、お肉やさんで例えばラムのどこそこを1ポンド(約454グラム)頂戴と注文し、肉屋の主人が塊を量りにのせ、
「えーと、1.25ポンドになるね。いいかい?」
などと言おうものなら、
”Did I say 1.25 pound?”(あたしが1.25ポンド欲しいって言ったかい?)
とクールに受け、主人にきっちり1ポンドの肉を包ませていたそうだ。
「あ、いいわよ~もちろん。」って売る側の言いなりになりがちなこの辺りのミドルクラスの買い物客を見るにつけ、そんなエイミーおばあちゃんのエピソードを思い出す。

さて、そのイタリアンデリで最近私がよく買うのがパコラ。
パコラはインディアンフードでフリッターというか、天ぷらというか、そんな感じのものだ。
Youtubeで作り方を見たけれど、かき揚げと言ってもいいかもしれない。
どうやらひと口にパコラと言っても地方によって、または家庭によって名前も材料も変わってくるようだ。Bahjiと呼ばれているのも見たことあるけれど、パコラの別名なのかな?(そこは詳しそうなmimimoriさんに聞いてみたい。)

デリのご主人にそのパコラも自家製なのかと聞いたら、あるインド人家族から仕入れていると言う。
「私インド料理大好きなんです。」
と言ったら
「僕もなんだ!」
と太陽のように明るく同意した。イタリア人でインド料理好きの人、そんなにはいないんじゃないだろうか。

デリで買うパコラはグリーンピースが入っていて、ふかふかしている。
おそらくaloo pakoraと呼ばれるものではないだろうか?
あまりに気に入ったので自分でも作ってみたくなり、gram flourを買ってきた。
グラムフラワーとはひよこ豆粉で、ヴィーガン料理では粉と同量の水を加えて卵の代わりに使われたりするそうだ。その使い方もおもしろそう。いずれ焼き菓子などに使ってみたいな。ひよこ豆粉はたんぱく質を豊富に含む上グルテンを含まないので、ヴィーガンで小麦アレルギーの人にもOKな食材だ。
Indian Food Made Easyのレシピを見つけたので、まずはそのレシピで作ってみよう。

ブルーベリースコーン

今朝、6時半だと思って起き上がったら5時半で、せっかくなのでそのまま起床することにして台所へ。

息子のランチ用サンドイッチを作ってもまだ時間が余ったので、午後に作ろうと思っていたブルーベリーのスコーンをこしらえました。
型抜きして余った生地を丸めたのものも、形がいびつなところがなかなかよし。
でもこのスコーン、実はベーキングパウダーを切らしていて代わりに重曹を使ったのでやや苦いのです。あー残念。せっかくのおいしいドライブルーベリーが。。。ちと悲し。

このドライブルーベリー、Crazy Jackというメーカーのものなのですが、とまらなくなりそうにおいしい。
他にもここの天日干しのサルタナレーズンや自然乾燥したダークな色のアプリコット(杏)などのファンです。サルタナなどは息子が自分のおこづかいでおやつに買うほど。癖になるおいしさです。

Sunday 10 July 2011

アジアン食材のお買い物

街中にある中華系のお店はアジアンな食材の調達に欠かせません。
インド/パキスタン系のお店はちょっと遠いし、タイ系のお店も滅多に行かない界隈にあるし。

土曜日、その中華系食材店を一人で好きなだけbrowsingして納豆、豆腐、コチュジャン、乾燥わかめ、味海苔、ナンプラー、白胡麻、発酵黒豆(fermented black beans)、胡麻油など主にストック品を買い求めました。
納豆やとんかつソースなどはもちろん日本産ですが、韓国産の食材を買うことも多いです。その他はタイ製、シンガポール製、マレーシア製などを。
胡麻油(toasted sesame oil)は、ヨーロッパ産のものは東洋人が胡麻油に求める香ばしさがまったくなくて料理に使えません。日本のものや韓国産が香りがよいので理想ですが、ない時はシンガポール製のものを。
発酵黒豆は中国産です。黒豆唐辛子ペーストを作ります。
Lee Kum Kee(李錦記)のこの商品が店頭で買えなくなったため自分で作るようになりました。

さて、今回そんな中で初めて買ったものがあります。
そら豆のペーストです。
そら豆のペーストと言えば、豆板醤。
最近いつもの食材店で、豆板醤や潮州風の唐辛子味噌をまったく見かけなくなってしまったので、自分で好みのペーストを作ろうと思ったのでした。
豆板醤や黒豆唐辛子ペーストがあれば麻婆豆腐だって簡単に作れるのです。市販の麻婆豆腐の素に慣れている方にはちょっと辛いかもしれませんが。。。

おまけ。
山羊のまつげがかわいかったので買ってしまいました。

チョコレートコスモス

先日、小さなお店の建ち並ぶ界隈をぷらぷらしていたら、八百屋さんの店頭で見つけました。
チョコレートコスモスです。
初めて見たのはもう7年ほど前になりますが、ずいぶん長いこと待ってやっと出会いました。
今、台所の窓辺に置いているのでうまく撮影できなくて。
見づらいですが、このような感じです。

鼻を近づけると本当にチョコレートのような香りがします。

Monday 4 July 2011

The Blue Planet

古くはLaw&Order、Dawson's Creek、あまり知られてないけどMy So Called Life、ちょっと前になるとSex and the City、The West Wing、Prison Break、Six Feet Under、最近だとThe Wire、True Blood、Mad Men。
シリーズもののドラマはやっぱりアメリカにはかなわないというのが私の正直な感想。

だけどイギリスのコメディやバラエティーはおもしろい。
古くはBenny Hillのようなベタな笑い、最近ではMirandaのような直球な笑いが大好き。
Mighty Booshのようなhipでちょっとえげつないのも好きだし、The Armstrong&Miller Showはかなりツボ。

それからドキュメンタリーはかなり見応えがあります。

息子は小さい頃から恐竜や生き物が大好きなので、TSUTAYAでよく鮫のドキュメンタリーのDVDなどを借りていましたが、こちらでならTVでしょっちゅうネイチャードキュメンタリーが見れます。

The Blue Planetはそんな素晴らしい作品のひとつ。
もちろんDavid Attenboroughのナレーションで、海の生き物、鯨や鮫、深海の生き物のびっくりするような映像が満載。
息子の誕生日のプレゼントのひとつに選んだのですが、実を言うと私が見たかったのです、このシリーズ。
シリーズ全体の内容をかいつまんで紹介してある第1話に続いて第2話は、驚きの連続の深海の生き物についてでした。
うーーんおもしろい。
居眠りしている茶助やそそくさとゲームをしに自室にこもる息子をそっちのけで一人で見進めてしまった。
機会があればぜひご覧下さい。

そういえばシリーズもので唯一はまった英国ドラマが去年ありました。
それはDownton Abbey。
「時代ものが好きで最近Victorian eraに興味がある」と言ったら義父が「今おもしろいドラマがあっているよ。ITVをつけてごらん。」
と言うのでちょっとだけのつもりでしぶしぶ(ごめんなさい、義父!)見始めたのですが、これがおもしろくてついつい最後まで見てしまった。
実際の時代設定はVictorianではなくEdwardian eraの後、第一次世界大戦勃発前でした。
英国ドラマはやっぱり時代物がおもしろい・・・かな。
今年末には第2シーズンが放映されるもよう。
わくわく。

Friday 1 July 2011

苺のケーキ

イギリスのスーパーマーケットでもいつも素通り、冷凍食品コーナーと同じくらいほとんど注意を払ったことのなかった通路、それが製菓コーナーです。
初めてひとつひとつの商品を手にとってみましたが、冗談ではなく本当に頭がオーバーヒートしそうになりました。
飾り用のチョコレートに、文字を書くための七色チューブに、アイシングにマジパンに金銀の飾り用の何かに、ええと、なに~ケーキ用のglitterですと~???ケーキをラメラメにするの~?
あのゴテゴテといろんなものがのっかっている、砂糖味が前面に出たカラフルなケーキはこういったものでできていたのだなと納得。
いつもHughやJamieの果物などを使ったデザートのレシピしか見慣れていない私にはとても入れる世界ではなく、すごすごと退散。

とにかく、スポンジさえ焼ければなんとかなるのよと開き直って、卵と粉と生クリームと苺を買って帰路に着いたのでした。
とりあえず困った時のHugh頼み、River Cottage Everyday(このブログの一番下までスクロールしていただくと本の表紙が見れます)を開くと、、、
あるではないですか、普通の、粉と卵とバターと砂糖でできるスポンジケーキのレシピ。
(That's my Hugh! I LOVE you!!)

というわけでとうにか作ることができました、息子のバースデーケーキ。
これでもバースデーケーキなんです。
今回のテーマは『梅*、初めてスポンジケーキを焼くの巻』でした。
今年はM&Sのケーキミックスに頼らなかったぜ。

息子、悟りきった口調でひと言。
「・・・がんばったね。」

私がこんなケーキを作るなんて、よっぽどのことだとよく知る者のひと言でありました。

妊婦期の丸いお腹でバイトしていた山パン(山崎製パン)工場洋菓子部での数ヶ月がなんとなく役立った気が。
人生に無駄な経験なしね。

追記:画像を替えました。生クリームが足りなくなってスポンジの側面がカバーできてないのや、アイシングシュガーをドカドカとかけ過ぎてるのがはっきり見えてしまい私の不器用っぷりがバレバレですが、こちらの方が色に暖かみがあって少しはおいしそうに見えるかなと。