Thursday 30 September 2010

I Heart ハチミツ


トーストしたソーダブレッドにはちみつをたらして食べるのが好きです。

実は画像はかなり前のもの。
一度こんなふうにたらーっとスプーンからしたたっているはちみつを撮ってみたかった。

はちみつ以上にみつばちが好きです。
結婚記念日が8月3日なのも3/8(みつばち)か8/3(はちみつ)にちなませたかったから(日本語あやしい?)。
世界各地でみつばちが絶滅の危機に瀕しているニュースを聞いて久しいですが、その後事態はどうなっているのでしょう?(なんて人に問いかけるくらいなら自分で調べろよ、ですよね。ハイ、そうします。)
Abel&Coleでこんなはちみつを販売しています。
一瓶買うごとに50Pがこんな機関に寄付されるそうです。
これも世界規模で起こったみつばちの大量死・失踪に対応してのことなのかな。

意外なことにイギリス産オーガニックはちみつというのは存在しないそうです。
オーガニックと承認されるには厳しい条件をクリアしなければならず、イギリスの養蜂事情では実現が難しいらしい。
上の画像のTiptreeのはちみつも確か南米が原産だったような。
イギリスで売られているオーガニックはちみつの多くがニュージーランド産であるようです。

そんな中、Littleover Apiariesのものはちょっと近くてベルギー産。
おいしいし、お値段だって良心的だし、おすすめです。
そして地産地消推奨派の私といたしましては、遥か南半球から海を越えて、フードマイルをうんと稼いでやってくるニュージーランド産の有機はちみつを買うくらいなら、国産(英国産)のnon organicはちみつを買います。

記憶があやふやなので正確な数字は定かではないですが、ひと匙ぶんのはちみつを採取するためにみつばち一匹が花畑と巣箱を往復する回数は2000回くらいだと新聞で読んだことがあります。
考えてみればはちみつってとてもluxuriousな食べ物なのですよね。
それにさまざまな農作物の受粉だってみつばちにお世話になっている。

はちみつの瓶を開けるたびにそんなことを考えて、なんだか「いただきます」にもみょ~に力がこもるのでした。

Friday 24 September 2010

家時間

どんよりと灰色の雲が空をおおっています。

今日私は一日中家で待機です。
新しいオーブンが設置されて3日目のこと、cheese on toastを焼こうと初めてグリル機能を使ったところいきなり金属部分が発火、溶解したのです。
それ以来オーブン機能しか使っていなかったのですが、ようやくエンジニアがやってくることになり大家さんから連絡があったので、何時に現れるやらわからないその人を待っていなければならないというわけです。
まったく、ガスの点検にきてガス漏れさせていくガスマンがいたり、発火する新品オーブンがあったり、イギリス生活は冷や冷やの連続だわ。
だいたい明らかに欠陥品なんだから保証期間のある今のうちにさっさと交換して欲しい。
エンジニアさんにはそう伝えよう。

それにしてもこの空、まるで地球全体がこの天気だと錯覚してしまいそうになる、隙間無く厚い灰色。
こんな日は家時間が充実する。

グレン・グールドの演奏するバッハのゴールドベルグ変奏曲のライナーノーツを読みながら、ふと思いついてYoutubeで彼の演奏のビデオを検索してみた。
あ、やっぱりあった。


これはバッハのピアノ協奏曲、ですよね?(違っていたらご指摘下さい)
クラシック音楽にはまったく詳しくありません。D-minor?イ短調?はて?といった調子です。
だけど「あ、いいな、これ」と思うものはバッハであることが多く、
このビデオのようなグールドの演奏を聴くとえもいわれぬものが胸にこみあげてきて鳥肌がたってしまう。

無知な私の心にも届く、それが素晴らしい音楽のなせる業なのだな、きっと。

待ち人、まだ来たらず。
この国ではこういう時すっぽかされることもしばしばあるのでイライラして待つのは禁物。
好きな音楽でも聴きながらコーヒーを淹れて、牛すね肉を煮つつ読みかけの本でも開くとしよう。

牛すね肉のスープ煮は有元葉子さんの本で学んだもの。
スープもお肉もいろいろ使いまわせてとても重宝します。